美味しい印刷物

こんにちは。ニックの飯塚です。

上の写真は、先日食べた「プーさんどら焼き」です。
地元(千葉)のデパートで開催されていた
「くまのプーさんほのぼのフェスタ」なるイベントで見つけた、
イベント限定のオリジナルどら焼きです。
生地の中にプーさんの大好物であるはちみつが練りこまれています。
ちなみに中身は普通のつぶあん。

こちらの「プーさんどら焼き」は、どら焼きに焼印を押すことで絵柄をのせていますが、
最近では可食性のインキを使って食品に直接印刷を施したものもよく見かけます。
本日は、そんな「可食印刷」についてお話したいと思います。

「可食印刷」とは、ココアや抹茶、赤ピーマンの粉末などで色付けした
重湯(餅米を粥状にしたもの)をインキとして、
食品などに絵柄をつける印刷方法のことをいいます。
こんにゃくでつくったフィルムに絵柄を印刷し、食品などに転写します。

用途はさまざまで、お煎餅やチョコレート、ガムなどに
印刷したものが多いです。
またイカ墨を着色料に使用したインキで、
タマゴに賞味期限を印字したものなどもあります。

口に触れたり食べても人体に影響が無いようにするため、
食品衛生法に基づいて全て食品または食品添加物だけで
構成・製造されたインキを使って印刷する必要があるなど、
注意しなければいけない点が色々あります。
しかし効果的な販売促進が期待できることや
その見た目のユニークさから、近年注目を集めている印刷方法です。

子供の頃、「教科書の暗記したいページを破って食べると
覚えられる」なんていう話を聞いたことがありますが、
最近ではそれもあながち冗談ではなくなってきているのですね。笑

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