Typhoon!!

こんにちは。ニックの飯塚です。

突然ですが・・・台風です!
最近全く雨が降らないので、
「ザーッと降って、一気に涼しくなってくれないかなぁ」なんて考えていたら、
よりにもよって台風が来ちゃいました。
久し振りの雨は嬉しいのですが、台風が通過した後のカンカン照りが
今から恐ろしくてたまりません。
洗濯用洗剤のCMに出てきそうな、入道雲ムクムクの青空。
ジリジリ照らしつける太陽・・・。
あぁ、想像しただけで日焼けしそう・・・。笑

最近気分だけでも秋を先取りしようと、
フライングで「読書の秋」を始めたのですが、
本日はそんな私たちにとって身近な本のしくみについて
お話したいと思います。
知っているようで意外と知らない、「ハードカバー」の本の
さまざまな部位の名前についてご紹介します。


写真のような布製のしおりのことを、「スピン」といいます。
「ハードカバー」としておなじみの「上製本」のみに使用可能で、
「並製本」である新潮文庫に付いているスピンは例外です。


お次は、「チリ」と呼ばれる部分です。
表紙中、中身より大きい部分のことを指します。


こちらは、「ヘドバン」と呼ばれている部分です。
本の中身部分の背の上下につける布のことです。
本を丈夫にすることと、装飾的な意味の両方をもちます。
「上製本」だけに使用されていて、「花ぎれ(花布)」ともいいます。


見開き(本を開いたとき、同時に目に入る2ページ)の中央部分を、
「ノド」といいます。ここで紙を折ります。


本の表紙と中身をつなぐ紙を「見返し」といいます。
表紙に糊づけする方は「きき紙」、もう一方は「遊び」と呼ばれています。


最後に、みなさんもよくご存じの「帯」です。
本の推薦文やあらすじ、著者の紹介分などを載せます。
俗に「腰巻」とも呼ばれています。

こうして見てみると、本を人体に見立てた名前が多くて面白いですね。
今後も印刷物に関する豆知識をご紹介していきますので、
ぜひ楽しみにしていてください。

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