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「蜻蛉」。さぁ、何と読むでしょう?
こんにちは。ニックの飯塚です。
だんだん日が暮れるのが早くなってきましたね。
夕焼け小焼けの 赤とんぼ~♪
・・・の歌がよく似合う季節になりました。
本日は、そんな『赤とんぼ』の歌とも関係のある、
印刷における「トンボ」のお話をしたいと思います。
「トンボ」とは、印刷物を作成する際に、
紙の断裁や製本、また多色刷りの指標として付けるマークのことです。
通常は十字形をしていて、その形が虫のトンボに似ていることから
こう呼ばれています。
また一言で「トンボ」といっても、
マークを付ける位置によって呼び方が異なり、
さまざまな種類のトンボがあります。
写真は、「角トンボ」と呼ばれているものです。
仕上がりサイズの四隅に配置するトンボです。
印刷物は、仕上がりサイズより少し大きめの紙に刷り、
その後紙を断裁・製本して仕上げます。
そのため、紙を断裁する位置を
角トンボで印付けしておきます。
お次の写真は、「センタートンボ」です。
紙の上下左右の中央に付け、
紙の中央位置を示すことでページごとのずれを防ぎます。
多色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色)印刷する場合、
各色がずれないように色を重ねる必要があるため、
各色の版を同位置に付けることが出来るように、
こういった十字型のマークを付けておきます。
また両面印刷を行う際にも、表裏の位置合わせの目印となります。
上記の2種類のトンボ以外にも、
製本のために紙を折る位置を示す「折りトンボ」などがあります。
生物界のとんぼ同様、印刷界のトンボにも
さまざまな種類のトンボがいるのです。