『インセプション』

こんにちは。ニックの飯塚です。

先日、夏休み映画の話題作『インセプション』を観てきました。
ターゲットの夢の世界に侵入し、その人物の潜在意識の奥深くにあるアイディアを
盗むことのできる企業スパイの男(レオナルド・ディカプリオ)が、
日本人の大物実業家(渡辺謙)に依頼され、逆にターゲットの潜在意識に
アイディアを植え付けるという、最難度のミッションに挑戦するお話の映画です。

仮想空間(夢)と現実の二元世界に関するお話だという点では
『マトリックス』と同じなのですが、ターゲットに植え付けられたアイディアに対して
違和感を抱かせないようにするため、潜在意識の深部にまで侵入して
アイディアを植え付ける必要があり、夢の中のターゲットにさらに夢を見させ、
そこにも侵入していくという設定は、なかなかややこしかったです。
私は時々、「今って、夢の中の夢の話?それとも、夢の中の夢のさらに夢の話?」
と混乱してしまいました。

色々考えながら映画を観るのが好きな人、映像的にも面白い映画を観たい人の
両方におススメな映画です。

個人的には、渡辺謙にもう少し活躍してほしかったです。
逆に、レオナルド・ディカプリオの相棒役を演じていた
ジョゼフ・ゴードン=レヴィットの存在感はピカイチでした。
ぴっちりセットした髪型(後ろ姿がピングーみたい)も素敵。

ところで・・・ディカプリオ演じる企業スパイのコブは、
夢と現実世界を区別するための道具「トーテム」を
常に肌身離さず持っていたのですが、
本日は印刷業界で働く私にとっての必需品についてご紹介したいと思います。

上の写真は、印刷・製紙業界で働く人にとっての必需品、紙の厚さを測る道具です。
印刷物の紙の厚さが不明な時、この道具で紙の厚さを測り、紙サンプル帳から
同じ厚さの紙を探し出します。

測り方はとってもシンプルです。
まず、上の写真のように調べたい印刷物を挟み、
ねじ部分をカチッと音がするまで回します。

次に、目盛りの数値を読みます。
ちなみに一目盛り0.01mmです。

そして調べたい印刷物と同じ紙の種類のサンプル帳を使って、
先ほど調べた数値と同数値の紙を探し出します。

同じ厚さの紙を探し出した時のスッキリ感は、なかなかのものです。笑

金属製なので結構重たいのですが、外回りの際も常に携帯しています。
私にとっては頼もしい相棒で、無くてはならない存在です。
言うなれば、ドラえもんにとってのどら焼き、
銭形警部にとっての手錠といったところでしょうか。笑

今後も印刷物そのものだけでなく、印刷に関する道具や機器についても
ご紹介していきますので、ぜひ楽しみにしていてください。

This entry was posted in 紹介. Bookmark the permalink. Comments are closed, but you can leave a trackback: Trackback URL.