夏の日の2010

こんにちは。ニックの飯塚です。

連日、厳しい暑さが続いていますね。
外回り中、日本ならではの蒸し暑さに挫けそうになりながらも、
涼しそうな音をたてる風鈴や美しい絵柄の扇子を見かけると、
「あぁ、やっぱり日本に生まれてよかったな」と感じる自分がいます。

本日は、そんな扇子たちを見ていて思いついたテーマ、
「紙の折り方」についてお話させていただきたいと思います。
代表的な折り方を2つご紹介します。


上の写真は、「巻き三つ折り」と呼ばれる折り方です。
「片観音折り」と呼ばれることもあります。
面を巻いて重ねる折り方で、一般的なリーフレットにも
よく見られます。
先に折り込まれる面は、他の面よりも幅を狭く設定する
必要があるので、デザインも常に折った後の状態を
イメージしながら考えていきます。


次にご紹介するのは、「蛇腹折り」です。
「経本折り」とも呼ばれています。
紙をZ型にジグザグにする折り方です。
巻き三つ折りと異なり、折り込む面が無いので、
各面の幅を同サイズにすることが出来ます。
アコーディオンのようで、見た目にも可愛らしいです。

本日は代表的な2つの折り方しかご紹介出来なかったのですが、
同じ折り方でも、使用する紙の種類が異なると
雰囲気がだいぶ変わります。
自分ならではの紙の種類と折り方の組み合わせを
考えるのもなかなか楽しいものです。

This entry was posted in 印刷豆知識. Bookmark the permalink. Both comments and trackbacks are currently closed.